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商品説明
ストラヴィンスキーが数小節流れるオープニングから熱心なオーディエンスはすでに大興奮――かつてはLP3枚組だった本作は、イエスが最良の状態にあるときの姿を伝えている。その結果、一躍プログレ・ブームを巻き起こすほど広く一般に親しまれることになった。ここに収められたチューンを聴けばそれもうなずける。 「Heart of the Sunrise」は、イエスとしてはわりと地味なタイトルをもつ曲といえそうだが(ほかの曲名、たとえば「The Six Wives of Henry VIII」とか「The Fish (Schindleria Praematurus)」、あるいは「Total Mass Retain」と比べてみて頂きたい)、バンドの演奏は最高に熱い。中心となるのは、ジョン・アンダーソンのファルセットかと思うほどに高く伸びる声だ。リック・ウェイクマンの目もくらむばかりに壮大なシンセサイザー・サウンドは、全体のサウンドの基調となっているという以上に、ロジャー・ディーンによる不可思議なカヴァー・アート(CD2枚組となった今回のリイシューでは、そのほとんどが縮小あるいは削除されている)と視覚的に響き合うところが多かった。 『Yessongs』が発表されたのはマーシャル・スタックス(ギター・アンプ)が全盛だった時代とあって、イエスは過剰なまでのハーモニー&メロディーと考え抜かれた複雑な構成の両立を楽々となしとげた。「Roundabout」は当時のイエスの最大のヒット曲。ここでは原曲に忠実に再現されている。残りは1970年代らしいやり方で――ライト・ショーやら視覚的なステージ演出やらを総動員して――楽しむべき曲だ。 プログレ・ブームは数年で一段落し、入れ替わりにパンクの影響を受けたアート・ロックが台頭して、時代の流れを建物や食べ物についての歌(トーキング・ヘッズの『More Songs About Buildings and Food』)へと向けさせた。イエスは『Yessongs』でピークを迎えており、それらの歌よりもずっと壮大な内容(シベリアとか黙示録とか)を歌っている。だが、本作が当時を代表する名ライヴ・アルバムのひとつであることに異論はないだろう。1998年のヒップな映画『バッファロー'66』のサウンドトラックに使われたことに象徴されるように、少なくとも1曲のハイ・テンションなイエス・ソング(「Heart of the Sunrise」)は、1990年代につくられたドラマの中でも違和感を感じさせないだけの現代性をもっているのだ。(Andrew Bartlett, Amazon.com)
収録曲
DISC1
1 Opening [Excerpt from "Firebird Suite"]
2 Siberian Khatru
3 Heart of the Sunrise
4 Perpetual Change
5 And You and I: Cord of Life/Eclipse/The Preacher the Teacher/The ...
6 Mood for a Day
7 Excerpts from "The Six Wives of Henry VIII" [Excerpt]
8 Roundabout
DISC2
1 I've Seen All Good People: Your Move/All Good People
2 Long Distance Runaround/The Fish (Schindleria Praematurus)
3 Close to the Edge: The Solid Time of Change/Total Mass Retain/I Get Up
4 Yours Is No Disgrace
5 Starship Trooper: Life Seeker/Disillusion/Würm
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商品レビュー
投稿日:2008-12-12
『神がかってる…』
僕は超絶とか、神様みたいな大仰な言い回しは好まないのですが……これは本当に感動しました…間違いなく演奏が神がかってます。 僕は二十歳そこそこの若造ですが、当時彼らも僕と同じような歳だったなんて……僕もギター弾いてますが、バンドでこんな演奏できるはずがない 笑本当にこの時代のブリティッシュロックの凄さを思いしらされました。同じ時期にツェッペリンやサバスもクリムゾンも全盛期って…あと30年早く生まれたかった……
投稿日:2008-07-27
『ほぼ完璧なパフォーマンス』
当時高校生だった私は、LPで「こわれもの」に衝撃を受け、「危機」で完全に打ちのめされていました。そして「イエス」の初来日公演です。学校をさぼって胸を踊らせながら観にい行ったのを覚えています。
ステージのソデでスタッフが一生懸命にドライアイスを焚いているのを見て、一体これからどんなコンサートが始まるのか、LPで聞いたサウンドがどのように再現されるのか・・・。しかし、そんな不安はリックウェイクマンのシンセとともに吹っ飛びました。ほぼ完璧にに再現されたサウンドは、LPで聞いた以上の感動を覚え、目の前に繰り広げられたパフォーマンスは17歳の私にとって生涯忘れることのないものとなりました。「Yessongs」は今聞いても当時の興奮がよみがえります。ある意味「Yes」はライブバンドと言えるでしょう。
「Yessongs」はロック史上、大変重要な作品であることは間違いありません。
ちなみに大学生の、最近ギターを始めた甥に「Close to the Edge」を聞かせたらどっぷりとハマってました。
投稿日:2007-12-11
『おクチあんぐりの3枚組みでした(当時)。』
1973年5月リリース
まぁこれを聴いた時は魂消たね(文字通りタマゲましたよ)。「こわれもの」や「危機」も聴いていたけれど、「スタジオ盤でしょ?じっくり作ったんじゃないのぉ?」なんて呑気なことを言っていた矢先に発売されたのです。当時3枚組みというのは高校2年生の青年には非常に高価な買い物で、シカゴのカーネギーホール4枚組み以来の決死の覚悟だったのです(スカだったら悔しいからね)。
期待の高まりを抑えられない「火の鳥」の長いオープニングの後、ドッカーンと1曲目が始まってからというもの兄貴と二人でお地蔵さん状態でスピーカーの前に釘付けになってしまった。「これライブ?」等とアホな会話をしつつ、空いた口が塞がらなかった。個人的にはクリス・スクワィァのベースに感激してしまった。当時ポールマッカートニーくらいしか弾いていなかったリッケンバッカーのベースがこんなに凄い音とは思いませんでした。アマバンドを組んで楽器を購入する時期でもあったので、欲しくて堪らなくなりましたが、50歳を越えた今でもまだ買ってません(やっぱ欲しいなぁ)。新加入のアラン・ホワイトが3日位で全曲覚えてツァーに出ていたなんて記事を読むと、生まれつきの才能っちゅうのは羨ましいもんだなぁと感じつつ、「いつか俺だって!」と17歳の青年は熱く自分の将来を夢見たものでした。(?)
LPしか持っていなくて、今回始めてCDを買いました。音がどうのこうのなんて野暮なことは言いません。持ち運びが便利になって何処でも聴けるだけでも満足です。でも、結構凄い音になっているので、やっぱし堪んないっすね。
投稿日:2007-10-30
『神アルバム!』
以前から欲しかったアルバムですが、やっと手に入れる事ができました。
すごすぎます! 改めてYESの素晴らしさが伝わる作品です。
もちろん「危機」や「ラウンドアバウト」もすごかったですが。聞いてて一番鳥肌がたったのは「遥かなる思い出 フィッシュ」ですね。クリスのベースソロがもう圧巻の一言!
曲のそれぞれにメンバーのソロがありますが、一番クリスが印象的でした。
もちろん他の曲も最高で素晴らしいです。
投稿日:2007-08-28
『こらえ切れずに、CD購入』
若かりし頃に買い揃えたレコードは、CDの時代になっても貧乏性故に一切買い換えていません。そうしたカサ張る音源を海外転勤で日本に置いてきて2年、久し振りに余り好きでない(苦)彼等の後期のCDを聞いた結果、我慢し切れず遂に買い直して仕舞いました。
もう理屈抜きですので、冷静なレビューは他の方にお任せします。
S.ハウはギブソンでしょうか、キレがあるのに艶もある腰の強い音色に聞き惚れますし、巷間よくある手癖とは似ても似つかないフレーズが滝のように流れ出てます(それが彼の手癖?)。クリスはベースを弾かれる方なら分ると思いますが、リッケンバッカーをガリガリ鳴らしながら(ホント、うるさい!)、よくもまぁあそこまでハモれるものです。ウェイクマンのソロは、ライブならではの高揚感が勢い余って、指がもつれて走っている様にも聴こえます。
65年にビートルズが“Rubber Soul”を発表してから10年足らず、この間のブリティッシュ・ロックの興隆とその革新性には目を見張るものがあります。辛うじてリアルタイムではありませんでしたが、大きな紙ジャケットを抱えどっぷりとその世界に浸りながらLP3枚をブッ通しで聞くと、アドレナリンの放出が止まらず(?)頭がシビレたのを今でも思い出します。年寄りの昔ばなしみたいで、すみません。